Custom made furniture

Design SkillsFurniture
LocationTOKYO
data2011

Walnut Cupboard

引越しを機に、設置スペースと日常使いの食器・家電等に合わせてデザインした食器棚。丁寧な仕事ぶりで長年造作家具を手掛ける職人さんに製作を依頼しています。W1000×D450×H1800mm 9年経過した今も毎日気分よく眺めています。

木材は床の色に馴染むウォールナットとしました。本体と扉面・棚板はウォールナット材を薄くスライスした突板を貼り、本体の小口貼り(正面に見える板をカットした部分)やガラス周りの四方框は無垢材で仕上げています。

奥行は45cm、電子レンジの持ち手は出ますが使いやすいと感じます。食器棚の奥行としては広いのですが、幅が100cmでしか計画できず置ききれないので器が前後になり取り出しづらい難点あり。幅広く細かな棚割にし、1列置きが器にも使い勝手にも理想的です。

電子レンジ下はスライド棚、炊飯ジャーを使っていた時には引き出して炊飯していました。普段よく使うクロスやふきん置き場になっています。下段にはトースターと乾物などストッカー置き場に。ホコリ除けにもなる台輪6cm上げましたが、すぐホコリは溜まるのでマメに掃除は必要ですね。

仕上げはオイルステインとワックスでお掃除は乾拭き程度。使い初めはホコリが付きやすかったですが、次第に気にならなくなりました。キズや乾燥が見える場所には家具用のオイルでふき取りするメンテナンスをたまにします。

ガラスはフランスSaint-Gobain社のアンティーク調デザインガラスをサイズオーダーし、扉のつまみと引出し把手は高円寺のインテリア雑貨を取り扱うmaltoで購入。ここにはこだわり、だいぶ探しました。シンプルで美しいつくりが好きですが、それが際立つには細部の調和が重要となります。家具づくりでは把手など金物は最たるもので多種多様、選定にきりがありません。

この時点でイメージしていたアンティーク風は、現在の好みが変わってきているので把手とつまみは付け替える予定。また新鮮な雰囲気を楽しもうと思っています。

最後の画像は小口に貼った無垢材を45度に留加工した、最も好きな部分です。細部の美しさに職人さんの情熱が感じられる、私好みの食器棚ができました。
器を大切にするあなたの感性でお好みの食器棚づくり、お手伝いします。